なんで自分だけ熱いものを食べられないのか?簡単に「猫舌」は克服できる



舌の使い方が下手

 

 

厳密に言えば、口腔内や舌の角質層の厚さには個人差がありますし、年齢を重ねると共に厚くなりますが、その差は僅かであり、マイクロメートル単位でしょう。つまり直接原因とは考えない方がいいでしょう。やはり、食べ方や飲み方の違いだと考えられます。

 

温点が少ない舌の中央より奥に持っていけば熱さをあまり感じません。空気も一緒に吸い込むので冷めやすくもなっています。猫舌の人はそれができずに、熱さを感じやすい舌の先で食べていると思います。

 

舌の構造そのものや、温度を感知する神経などについての個人差は、ほぼありませんから、猫舌の人は舌使いが下手である、という失礼な表現ですが、それが当てはまるでしょう。

 

熱いコーヒーやスープを飲む時は、舌先を下の歯茎に当てて、直接舌先にコーヒーが触れないようにしながら飲んでみてください。ただし、慣れないとやけどする危険性もありますから、無理せずちょっとずつ試してみてください。

 

ポイントは、とにかく舌先を熱いものにできるだけ触れないようにして食べることです。そもそも熱さを感じにくくはなっていても、ヤケドをしないというころではありません。口腔内にヤケドをすると舌炎や口内炎の原因にもなりますから、無理に猫舌を治す必要があるわけではありません。